1.バリアフリーの考え方

5.バリアフリー化
4.バリアフリー環境の整備
3.バリアフリー対応住宅
1.バリアフリーの考え方
2.心のバリアフリー

 最近、障害者が主人公になっている本やテレビ番組もかなり多くなり、一般の人の目や耳に触れる機会が増えて、「バリアフリー」という言葉が普通の言葉として語られ始め、時代が少しずつ変化し動いているような気がします。とはいえ、まだまだ露骨な偏見が横行しているのも事実です。皆さんはどのように感じられているでしょう。勿論、情報が増えてきたと言うだけで、世間の人達がバリアフリーの意味を十分理解しているとは思いませんが、幅広くさまざまの情報が公開されることは少なくとも良い傾向だと思います。何故かと言えば、私は基本的に「何事も全てまずお互いを良く知り合うことから理解は始まる」と考えているからです。

 「バリアフリー」とは、改めて言えば「日常生活に支障を来す物理的なもの心理的なものなど、さまざまの障害が無いという状態」を指しており、そういう状態になってくれば、「障害を持った人も持たない人も同じように地域の中で共に暮らすことが出来る」という考え方ですが、ハード面での全国的なバリアフリー化の充実状況を見てみますと、最近、やっと都市の中心部の目立った道路や駅などは、少しずつ改善されてきていますが、地方などを含め全国的に見れば、家の中にしても道路も駅などにしても、段差などのバリアがまだ一杯あるのが現実です。