パース（透視図）は、模型と同じく図面だけでは分かりにくい建物の全体の形や室内の様子などをあたかも完成したかのように絵で表現した情報伝達手段です。設計段階では、全体や部分的な把握のためにエスキースとして外観・室内パースなどを多く描いてデザインが調和しているか検討します。殆どが、フリーハンドで描くスケッチになります。このようなことを考えると設計に携わる人は絵心が是非必要な条件だろうと思います。人に自分の意志を伝える方法としてはスケッチを描いて相手に示すことは大変に有効な手段です。全体完成予想図は、人や木などの点景を配し人々が使用したり集ったりしている状態を基本的には描きます。